中学・高校生時代は感性が豊かに育まれていく年代です。変化する時代の中で、より人間味のある教育を通じて感性を育てていくためには、生徒一人ひとりの個性を大切にしながら、生徒と先生が向き合い、密なコミュニケーションを図れる環境があることが望ましいと考えます。
菅生学園のキャンパスは、そうした点を考慮して整備されました。広い廊下にベンチやテーブルを置いたのは、生徒と先生が気軽に話しができる場所があったらいいという思いをカタチにしたものです。
菅生学園では、「自然が教科書だ。」というスローガンを掲げて開校しました。その精神は、新たに改編された「医学・難関大コース」において環境教育プログラムとして具現化されました。そして全てのコースで自然環境の中で生かされているということを学び、その中で生きる力を身につけてほしいと願っています。人間としての尊厳や生き方を学べる環境が、菅生学園にはあります。
21世紀、AIの発達などの技術革新により職業観や労働観、生き方自体が大きく変わろうとしている中、自分のスキルを磨いて来るVUCA時代に備える必要があります。
そのような中で、特に中学と高校の中等教育期間では人生をセグメントすると言っても過言ではありません。この6年間はどんな分野で活躍しつつ社会に貢献して生きていくのかを試行錯誤しながら模索していく期間だからです。
本校は里山に囲まれ、その圧倒的に恵まれた自然環境のもと、豊かな感性と動植物を愛でる潤いある心情を育める学習環境にあります。
その環境のもとWell-beingな学校生活を送る中で、幼少期に身に着けた非認知能力(自己認識・意欲・忍耐力・対応力・協調性・セルフコントロール・クリエイティビティ)を自在に発現できるヒューマンスキルを一番に鍛えます。
また、学問としての安定的な基礎学力、VUCA時代を生き抜くための知恵などの学力全般を保証するアカデミックスキルを養います。
さらに、さまざまな課題に対して新しい解決策を打ち出し、そこから新しい価値を生み出す思考とともに、その課題を解決するための行動力とレジリエンスを発揮し、前向きに生きる力そのものであるアントレプレナーシップを培います。
一方で、少子化や国際化が言われて久しい中、この日本の素晴らしさを自覚し、海外へ発信し、本物のグローバルな感性をもって活躍できる人材を育成します。